OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

スピッツJAMBOREE TOUR“あまったれ2005” 会場・福岡サンパレス

 スピッツのライブに行ってきた。僕が初めて見たライブがスピッツで、中2だった。それ以来なので、六年半ぶりということになる。前見たライブのときのアルバムは「フェイクファー」で、その中には「ウィリー」とか「スーパーノヴァ」みたいにロック風味の強い曲が多かったので、ロックエンターティメントを目指していたなあという気がします。
 さて、今回。実は「スーベニア」をまだあまり聴きこんでなくて、理由はちょっと話せないんだけど、簡単に言えば僕がスピッツの音に適した精神状態じゃなかった、のかな。スピッツはスタイルとしては音数の少なさに極上のメロディを特徴としているから、表現されたロマンティックな世界でもって聴くものの感情を増幅させる役割があると思う。だから、負の感情を持っているときはあまり聞きたくなかった、ってところかな。
 そんな「スーベニア」だけど、特徴としてはポップを推し進めた感じ、ハナレグミとかが表現しようとしている世界観を、スピッツなりのフィルターを通して表現するといった方法論かな。だから、コンサートのほうもいきおいポップ気味になってしまったかな、って。面白くなかったわけじゃないんだけど、弾けたり客席と一体になってっていうのはなくて、最高の音響、照明でもって表現されたポップミュージックという舞台芸術といった感じ。もちろん、リズム隊はまるでヘビメタのようなゴリゴリとした演奏を聞かせるし(特に「俺のすべて」)、「ナンプラー日和」の縦ノリギターリフとか、ロックを感じさせるビートも多かったんだけどね。
 客席が一番盛り上がったのは「8823」かな。あと、初期の名曲「アパート」をやったときは歓声が上がったし、続いてのまたもや初期の「シュラフ」ではスピッツなりのダークな世界観が出せてて良かったです。
 まあ、多分僕があまり盛り上がれなかった最大の理由は一人で見に行ったからだね。誰か、一緒に見に行ってくれる人募集中です

スーベニア

スーベニア