aiko「暁のラブレター」
引越しシリーズ。
今回紹介するのはaikoの5枚目のアルバム。新作やれよって声も聞こえてきそうだけど、あれも感想が固まったら書きたい。
今作がリリースされたのが2003年12月で、aikoが冬にアルバムをリリースするのは初めてだった。そのためか、今作では一曲目が「熱」であることからもわかるように、真冬に感じる暖かさみたいなものが前面に出た、体温を感じるアルバムになっている。
全体的に大人な雰囲気がする。いわゆる少女路線って言うのはaikoの中では「夏服」収録の「アスパラ」で固まったかなあと思うんだよね。だからこういう方向性に行くのはある程度予想できてたけど、「ライン」や「風招き」みたいな諦念を歌った曲があったのは正直最初戸惑ったし、だからこそ幸せな瞬間を歌った「ふれていたい」や「白い服黒い服」のあったかさが一層増して聞こえるのかもしれない。最後は「天の川」でしっとりと余韻を残して終わる。
毎年冬、特に寒い夜には聴きたくなる。
- アーティスト: aiko
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2003/11/27
- メディア: CD
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