Weezer「PINKERTON」
高校時代によく聞いていたアルバム。とにかく、痛快。詩の内容は結構情けなくて、それをリヴァースはきちんと表現できている。
でも、やっぱりこのアルバムの最大の魅力は何かというと、泣きのメロディーだと思う。個人的にはM-8「PINK TRIUNGLE」が大好きで、これはイントロから夕暮れを思い起こさせる。歌詞の内容は好きになった人がレズビアンだったってものなんだけど(よく考えたらこれは銀杏BOYZの「リビドー」の歌詞のモチーフじゃないか?)、振られた時の情けなさが綺麗なメロディに乗せられていて、気持ちいいです。そのほかにも日本のファンからの手紙にインスパイアされたM-5「Across The Sea」、中盤でのリズム変化やイキのいいリフが気持ちいいM-6「The Good Life」、甘美なラブソングM-7「El Scorcho」など、至極の名曲がたくさんです。
これを聴いてラブソングは何でポップかっていうと、ポップソングの気持ちよさが恋愛の時に感じるそれに似ているからなのかなと思った。そういえば、誰かを好きになったころこればっか聞いてたなあ、って。
- アーティスト: ウィーザー
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2004/10/21
- メディア: CD
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