OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

the Pete Best「the winding road」

あーってもう。
the PeteBest解散
今の俺の気持ちは、悲しいって言うんでもないし、あんだかやりきれない気持ち。本当のファンには申し訳ないけど。
俺が音楽って言うのを意識して、能動的になって聞き始めたのが中学生のころ。だから中学の三年間、すなわち1997年から1999年にかけて活躍していたバンドやミュージシャンに対する思い入れは深い。スペースシャワーTVミュージックスクエアの二つから情報を仕入れていた。多分、邦楽でデビューするバンドはすべて押さえていたと思う。
だから、この時期に活躍していたバンドが解散するのは、見ていて少しつらい。デビューから最後までを見たことになるからだ。
少し前にHUSKING BEEスーパーカーが立て続けに解散しましたね。そのころは日記も始めていなかったし、プライベートがぐちゃぐちゃだったので、またひとつ悲しいことが増えたなあくらいにしか思わなかった。けど、やっぱりこの2バンドの不在は悲しい。
the PeteBestに関して、僕はここ数年まったく音を聞いてない。デビュー当時から好きだったし、数日前の日記でも触れたとおり、「play?」という曲にはやられていた。それからもいい曲をたくさん出してたんだけど、ギターの川副の脱退。そして、その出来事を通り越して作られたアルバムは、悲痛なまでに痛々しいけど、希望の光が見える、そんなアルバムだった。完全に暗黒にしないところがピートらしいなと思う。
このアルバム以降あまり聴かなくなっていた。DRAGON ASHの降矢健次をアレンジに迎えたシングルも、以前と違いすぎたし、何かがなくなったような気がした。
そして、今。決して後世に残るような大バンドじゃないんだけど(ファンの皆さん。重ね重ねごめんなさい)、割と目につく欠点も含めて、僕はこのバンドが好きだったのだと思う。
結成から15年たっても全然ベテラン勢がしないバンドだし、歌詞もまだ浅いところがある。一時期は青臭すぎて聴けない気がした初期の音だけど、いまなら素直に聞ける。
「年を重ねるたびに落ち着いていくのはヤバい」(田辺年男詞「play?」)
こういったことが起こると何かが終わっていくような気がする。青春の終わりというやつかもしれない。だけど、彼らも言っていたとおり「すべての終わりは そう始まりさ」(田辺年男詞「monochrome」)。
それにしても、最近こんなことばっかだね。97〜99年にデビューして解散/活動休止したバンドはたくさんいる。
NUMBER GIRLを皮切りにして、CURIO,The Pink Stocking Club Band,WINO,センチメンタルバス,Hysteric Blue,Missle Girl Scoot,pre-school,Cymbals,After me,SNAIL RAMP,HUSKING BEE,スーパーカー,PEALOUT
健在なのはGRAPEVINETRICERATOPSくらいか。歳もとるわな。ともかく、the PeteBest。Bye Bye。

the winding road

the winding road