バナナマン「さるマンとバカジュリエット」
なんかねえ、最近お笑いのビデオとかDVDを見てないなあと思ったの。引っ越してから近くに品揃えのいい店がなくなったってのもあるけどね。テレビで流れてくるお笑いを見て流行を追うつもりでいいのかと自問自答して、久々にお笑いのDVD借りてみた。
これは2001年にリリースされたビデオで、バナナマンのベストアルバムみたいなものだと思う。やっぱりバナナマンすごいなと思った。コント内での二人の関係性は、日村のほうが格上だったり、設楽のほうがなんか優位だったり、あるいは完全に二人が対等だったりといろんなものがあるけどね、二人の会話が起伏が富んでるのが敬服した。漫才やっても全然いけそうな気がするけど、やっぱりコントだから生かされるってのはあるんだろうな。
あと、なんだろ、バナナマンのコントには時々どうしようもなく夏を感じることがある。なんか、真島昌利とかアンジーとかが持っている世界観に近いような。
スライドボーイズのミュージック・ミュージックって言うコーナーを作って、完全に音楽番組をパロディ化してたのも面白かったな。赤えんぴつの受け答えも文学性フォークミュージシャンのパロディみたいになってて。バナナマンって割とパロディが笑いの主体になっているところはあると思うけど、再見に耐えるだけの深さはあるし、だんだん色あせていくものでもない。笑いどころのないシーンも二人の演技力は観客を飽きさせないくらいはある。
バナナマンのベストってわけじゃないけど、資料的価値もあるし、ほかに比べてわざとコンセプトを見せないゆえの一貫性みたいなのがあって、作品としても面白いです。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2001/08/10
- メディア: VHS
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