bonobos「electlyric」
レンタルですけど聴きました。感想書きます。
ポップソングってのは人を幸せにさせるものだと思う。やっぱりポップなメロディ聴いてると、一緒に歌いたいって気持ちも起こるものだし、そういった気持ちは人間の他人とつながりたいという根源的なものだと思うし、そういった気持ちはやはり幸せなんだと思う。
フィッシュマンズのどこがえらいかって、すべての音がリスナーを幸せにさせる方向に向かっていたからだ。音楽性が高いのはもちろんだけど、ソウルミュージックだのスカだのダブだのは、彼らにとってリスナーを幸せにさせる手段だ。
さて、bonobos。彼らがフィッシュマンズチルドレンであることは自他共に認める事実であるけれども、彼らはきっと表面だけじゃなくて、そういったポップミュージックは人を幸せにさせるもんだという考えまで汲み取っているところに、bonobosの出発地点はある。極上のとろけるようなメロディに、打ち込みではあるんだけど温かみを感じさせる音とか、M-3「LOVERS ROCK」に見られるスカの軽やかなリズム、そして決して芯のある声とは言えないけど、不思議と心をくすぐる蔡さんのボーカルが一体になって、音の宝箱みたいになっている。うわあ、これいいわ。本当に幸せなときに聴きたいわ。
書いた後のセルフツッコミ、やっぱり俺、心のどこかでRockin' on が好きなんだ。
