OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

DAMONE「FROM THE ATTIC」

 ハードロックを基調にしたアメリカのポップロックバンド・ダモ−ンのデビューアルバム(2003年リリース)。ジャケットがT-REXの「英国の騎士」にオマージュささげています。
 確かこのバンドの成り立ちって、ギターの人が彼女とよりを戻そうとして90曲あまり作って、それらの曲をやるために結成したとかそんな感じだったと思います。ボーカルがノエルっていう当時17歳の女性なんだけれども、少し蓮っ葉なボーカルはそんな成り立ちの歌をやるのにぴったりだなと思います。どこか全体的な世界観としてウィーザーを連想させるけど、ウィーザーのリヴァースのヴォーカルだったら湿っぽくなるところを女性ボーカルを起用してカラッと聴かせている印象を受けます。
 どの曲もむせ返るくらい青春を思い起こさせるんだけれども、正直言うと似た曲が並んで後半がだれるかなというのはあります。けど、ラストから2曲目に収録された「YOU AND I」が超名曲なんですよ。 歌詞は割りと悲しいというか失恋の内容なんだけれども、全体を通しての疾走感が素晴らしくて、素晴らしくて。 「DRIVEWAY BLUES」はエレキギターだけのバージョンもボーナストラックで収録されてますが、乾いた感じが良いです。
ダモーンというのは青春映画の登場人物からつけたそうです。 プレイボーイなんだけれどもどこか抜けているようなキャラクターだそうです。 ダモーンの音楽から受ける印象も、 決してオタク的ではないんだけれども、 パーティーの中心人物の中には入れないかんじがして、すごくすきです。

From the Attic

From the Attic