NO PLAN「SUMMER PLAN」(2004)
不覚にもこのアルバムにははまってしまった。もともとNO PLANっていうのはお笑い番組派生の企画ものにしては楽曲が恵まれていて、それが逆にNO PLANメンバーの歌の下手さによって批判される原因ともなってきた。
けど、そういった人には「NO PLANの人生という名の列車」を聞いてほしい。まさかNO PLANに泣かされるとは思わなかった。しかも「カトちゃん」なんて言葉で。
ウッチャンがドリフターズに対する愛を切々と歌うパートの歌詞が好きだ。全体を通してフォークロックな曲調も、やってくれたという気分になる。
僕は今21歳。将来の夢だのやりたいことだのは一応見つけてはいるけれど、できるかわからんし、そもそもそれが本当にやりたいことなのかなんてのもわからん。
そんな時期に聴いたからかもしれなくて、レッド吉田のパートもよかった。きっとこの曲はまた歳をとって30歳とかになったときに聴いたら感じ方も違うのだろう。
前作にあったコントと楽曲のバランスのチグハグさも解消されている。「Oh! サマー」「玉職人」は名曲だけど、濃いが、それもミニアルバムという特性を生かして最適になっている。まさかNO PLANにこの言葉を使う日が来るとは思わなかったけど、捨て曲なし。普通にグループ魂とか好きな人は受け入れられると思う。
それにしても、これが最後になってしまうとは。内Pがどうだとか語りだすととまらない。
- アーティスト: NO PLAN
- 出版社/メーカー: キューンレコード
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: CD
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