高橋ゆたか「ボンボン坂高校演劇部」
1993年から1995年にかけて週刊少年ジャンプで連載された作品。内容は一話完結もので、ボンボン坂高校に通う高校一年生の順菜正太郎が、3頭身キャラでホモの演劇部部長・徳大寺ヒロミに一目ぼれされ、けど正太郎はその副部長の日比谷真琴に一目ぼれし入部したがそれから先は地獄の日々だった、っていう話。この時期のジャンプはSLUM DUNKとか幽遊白書とかるろうに剣心とか人気漫画が多かった気がするし、発行部数も600万部とかそんな感じで、けど僕は当時小学生でストーリー漫画わかんないから一話完結の漫画ばっかり読んでた。地獄先生ぬ〜べ〜とかとってもラッキーマンとか。
で、最近ちょっと読み返してみたんだけど、僕がはじめてかわいいと思ったキャラ、つまり萌えキャラは真琴だったんじゃないかって思った。あるいはゆきめかもしんないけど。
だって、真琴完璧でしょ。絵は、「ストップ!!ひばりくん! 」以降の江口寿史経由で、かわいいし、性格もいいし。作者が江口寿史に影響を受けている。だから僕が後に江口寿史を読んだときすんなり入っていけたんじゃないかな。その証拠かもしれないけど、9巻あたりですごい金持ちで傲慢な2頭身キャラが転校してきて、それで騒動になるって話があるんだけど、それで2ページ「すすめ!!パイレーツ」のころの江口寿史の絵で描いてあって面白かった。
で、ギャグとか結構下ネタ、うんこネタ多かったりするのな。けど、作者が本当に描きたいのは真琴と正太郎のラブコメじゃないかなと思う。ラブコメシーンでかなり力が入ってるから。けど、そこはテンポのいいギャグで中和されているから全体を通しては照れくさくない感じがある。
ボンボン坂高校演劇部 (第12巻) (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 高橋ゆたか
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1995/09
- メディア: コミック
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