OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

ティファニーで朝食を

監督:ブレイク・エドワーズ 製作:マーティン・ジュロー、リチャード・シェファード 原作:トルーマン・カポーティ 脚色:ジョージ・アクセルロッド 撮影:フランツ・プラナー 音楽:ヘンリー・マンシーニ 歌:ジョニー・マーサー
出演:オードリー・ヘップバーン(Holly_Golightly)、ジョージ・ペパード(Paul_Varjak)、パトリシア・ニール (2_E)、バディー・エブセン (Doc_Golightly)、ホセ・ルイ・ド・ビラロンガ (Jose_da_Silva_Perriera)、ドロシー・ホイットニー(Mag_Wildwood)、ミッキー・ルーニー (Mr._Yunioshi)

 ティファニーで朝食って、最初のところだけじゃん。
 まあ、そんなことは置いといて。有頂天の「オードリー・ヘップバーン泥棒」という曲を口ずさむ僕としては、ヘップバーンの映画を観ておかねばなと思ったわけです。「ホリーがアン王女が奴と腕組んで歩いていたって」のところね。ちなみに、この曲を作詞したケラさんは今ケラリーノ・サンドロッチという名で脚本も書いています。
 これを観て思ったところ。まず、ヘップバーンは実はそこまで綺麗と思えなかった(さすがにそこまで趣味はバタ臭くない)けど、オシャレだというのは誰しもが認めることだと思います。ヘップバーンは上品ですね。
 一応娼婦役らしいですが、清潔感のある役でした。娼婦という言葉は劇中一回も出てきていないので、男性に貢いでもらっているよくわからない女性という設定だと脳内補完してもよいと思います。それより、このホリーはかなりバカ女で、正直あまり実感はできませんでした。たぶん僕の性格から、男性にまず金を求める女ってのが嫌いなんだと思います。ただ、そういうシーン以外ではホリーが客観的に観ても美しかったのが悔しいですね。
 キャラクターへの共感度は低かったです。マンションの一室でのパーティーシーンははっきり言ってバカです。ただ、これはユニヨシさん(マンションの住人)はかわいそうだったけど、楽しそうだったからいいとして、後半の「今までよったことの無いことをする」二人のデートのシーンでのティファニーの店員、図書館司書、20セントショップの人が迷惑しただろうなと思って、納得いきませんでした。いってみればこの二人ってこの映画中ずっと自分のことばかり考えて人に迷惑かけっぱなしだよなあ、なんて思うのは無粋でしょうか?
 あと、音楽はすごくいいです。「ムーン・リバー」は名曲。

ティファニーで朝食を [DVD]

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62/100