ラーメンズ「ATOM」

　ラーメンズが2003年に出したライブビデオ。2003年は鉄腕アトム誕生の年ということでそれをフューチャーしたような「アトム」というコントも収録されている。
・上下関係　一発目はちょっとだけイヤーな感じのコント。笑いどころもあまりないし、イマイチ。
・新噺　落語を題材にしたコント。面白い。よく漫才や落語なんかでつかわれるパントマイムを否定したりしなかったりで面白さが演出されている。
・アトム　ちょっと星新一の短編っぽい。レトロフューチャー批判とも取れる。
・路上のギリジン　いわゆる片桐仁劇場。初登場した前回の公演での「怪傑ギリジン」のほうが好きだったりします。
・採集　このサイトでもおなじみです。ラーメンズは「小説家らしき存在」といい、こういったネタが好きなのかな。お笑いだと思ってみてたら油断するタイプ。
・アトムより　6本中一番笑ったコント。オチには脱力した。ラストの片桐さんの演技うますぎ。
　結論。完成度は確かに高いけれど、お笑いからは遠ざかりつつあった時期の作品だと思った。笑いどころが極端に少ない作品とかあるし。
78/100

ラーメンズ第12回公演「ATOM」 [VHS]