くるり「さよならストレンジャー」
くるりが1999年にリリースした1stアルバム。くるり=サブカルが唱えられて久しいけど、最初「東京」を聴いたときそんな感じはしなかった。スーパーカーや中村一義にはそういったものをデビュー曲から感じるけど、くるりに関しては日本語ロックの伝統を忠実に守った名曲という気がする。それで、「虹」は彼らなりの「フォーク」ロックの定義的な曲だと思う。
それでこのアルバムだけど、「ハワイ・サーティーン」が少し実験的な要素があるけど、あとの曲はほとんどが、「くるり」カラーがかけられた、和のニオイのするメロディと意外と骨太なロックサウンドが融合した日本語ロックになっている。「りんご飴」の歌詞をそのままメロディにしたような仕事はすばらしいと思う。
個人的に、「ブルース」の自己主張的な長尺ギターソロが好きじゃないので点数はこの辺だけど、好きなアルバムです。「さよならストレンジャー」のノスタルジアも好きだからね。
78/100
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: CD
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