OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

くるり「さよならストレンジャー」

 くるりが1999年にリリースした1stアルバム。くるり=サブカルが唱えられて久しいけど、最初「東京」を聴いたときそんな感じはしなかった。スーパーカー中村一義にはそういったものをデビュー曲から感じるけど、くるりに関しては日本語ロックの伝統を忠実に守った名曲という気がする。それで、「虹」は彼らなりの「フォーク」ロックの定義的な曲だと思う。
 それでこのアルバムだけど、「ハワイ・サーティーン」が少し実験的な要素があるけど、あとの曲はほとんどが、「くるり」カラーがかけられた、和のニオイのするメロディと意外と骨太なロックサウンドが融合した日本語ロックになっている。「りんご飴」の歌詞をそのままメロディにしたような仕事はすばらしいと思う。
 個人的に、「ブルース」の自己主張的な長尺ギターソロが好きじゃないので点数はこの辺だけど、好きなアルバムです。「さよならストレンジャー」のノスタルジアも好きだからね。

78/100

さよならストレンジャー

さよならストレンジャー