OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

ひぐらしのなく頃に

 07th Expansion製作の同人ゲーム。コミケットで2002年から2004年の間に配られたらしい。正しくは「ひぐらしく頃に」。イラストおよびプロットは竜騎士07
 現時点で「鬼隠し編」「綿流し編」「崇殺し編」まで終わって、今とりあえず自分で推理を考えている途中です。推理のほうは、もしアップするならもうひとつの日記のほうにして、ここでは作品のレビュー的なものを書かせていただきます。
 プロットに関しては、解決編を読むまで評価は下せないのも当然なのですが、とりあえず、現時点ではかなりポイント高いです。ギャルゲーからいきなりサイコホラーへ真っ逆さまになって落ちていく恐怖はこの作品で初めて味わいました。いろいろな意味で、残酷な作品だと思います。好き嫌いは分かれるだろうけど、あれほどまでに魅力的なキャラクターを作り上げて、豹変させたり想像を絶する過酷なイベントを通過させたりと、容赦が無いです。
 ぼくはあまりゲームはしないので的外れな発言になるかもしれませんが、この作品は従来のミステリー作品の媒体となる映像や漫画、小説などにくらべ、かなり独自の、しかし正しい立ち居地にいると思います。それはつまり、想像力の供給法です。
 いくつかのパターンの立ち絵と文章とゲーム音楽で構成されたこの世界は、キャラクターのそのときの表情や声を自分で連想する度合いがある程度大きくなってきます。しかし、完全な文字情報に比べ、ある程度の情報量を供給しているため、それがトリガーとなって恐怖心は最大値で煽られるわけです。一応、漫画もアニメも読みましたが、「嘘だっ!」はゲームが一番怖いです。

76/100(変動アリ)


↓CDがはまぞう(すなわちアマゾン)で取り扱っていないため、公式サイトのURL貼り付け
オヤシロさまドットコム─「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に解」「ひぐらしのなく頃に礼」公式サイト