TRICK 劇場版
2002年。日本
監督:堤幸彦 脚本:蒔田光治
キャスト:仲間由紀恵(山田奈緒子)、阿部寛(上田次郎)、生瀬勝久(矢部刑事)、前原一輝(石原刑事)、野際陽子(山田里見)
ゲスト出演:山下真司(神崎明夫)、芳本美代子(南川悦子)、伊武雅刀(長宗我部為吉)、根岸季衣(菊姫)、竹中直人(神001番)、ベンガル(神002番)、石橋蓮司(神003番)、塚本璃子(琴美)、川崎麻世(安田安夫)、相島一之(本郷三四郎)、みのすけ(駒場一路)、三宅弘城(臼井猛)
トリックの初の劇場版。
個人的には、うーん、といったところ。まず、あまり脚本がよくなくて、そろそろ閉鎖されたムラ系も食傷気味かも。映画でできることといったら、山火事とか鉄砲水とかやっているけれど、それ以外であまり見当たらなかった。ドラマとして評価したらそれなりだったかもしれないけど。
上田の同級生の国の主要幹部たちが私利私欲のために税金を用いて探すっていうのが、最大に後味悪い。
ただ、ちょちょっと面白いなあって思ったのが、以下のこと。
山田奈緒子が今まで「トリック」上でやってきたのがいわゆるカリスマ性のある悪役のインチキを暴く、そしてそのカリスマを剥奪するということで(これに当てはまらないのもあるけど)、ドラマ版の最初のエピソードではそうすることでカリスマを信奉していたものを不幸にしたのではないかというジレンマが描かれたけど、今作ではついに山田が「神」になっている、その図式が面白いと思った。
39/100
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