SPARTA LOCALS「悲しい耳鳴り」
スパルタローカルズのインディーズでリリースした1stアルバム。2002年リリース。
大学に入ったばっかりの頃、よく聴いてて。これと、空気公団とモーサムトーンベンダーとブラーをね。それで、一応今日のセレクションは「記憶」をテーマにします。
これに収録されている曲で一番好きなのが「エレベーターエレベータ」って曲で、これの2番歌詞「何故だか記憶が溢れてる」から始まる部分がとにかく好きで。この曲は学生時代のことを描いているようだけれども、あくまでもそれが追憶だって意味で。
この曲に限らずスパルタのサウンドってのは、頭おかしいようなギターリフと、青年期の煩悶をそのまま声にしたような、けどユーモア溢れる安部コウセイのボーカル、それに他の楽器隊も動揺に狂ってて、そこが良いのだと思う。
ただ、おそらくこの頃はひたすら自分の青さ、煩悶に足をとられていたような印象、おそらく、このころのスパルタは自分が変なダンスを踊ることで精一杯だったのだろう。それが「トウキョウバレリーナ」で「踊ろーぜ」って言えるようになるまでの成長は素晴らしいものがあるのだけれど、けどこの頃のひたすら青くてダメダメなスパルタも好きです。
スパルタの特色にあと、暗めの曲はダウナーなでブルージーなギターが低空飛行するスローリーな曲になるっていうのがあって、それらの曲はたいてい長めになる(ここだと「GRUNGY SISTER」「宇宙ネオン」)のがあって、けど同じ音のループを心地よく聞かせるってところまでは達してなくて、結果間延びした感があるのが残念。けど、そんな失敗もファーストアルバムっぽいって言っちゃあそうだ。
78/100
- アーティスト: SPARTA LOCALS
- 出版社/メーカー: DANGER CRUE
- 発売日: 2002/04/03
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (42件) を見る