OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

古橋秀之「ある日、爆弾が落ちてきて」

 電撃文庫から出ている、ライトノベル作家古橋秀之の短編集。
 あとがきでも述べていますが、女の子のほうの時間の進み方が少し違う、ちょっと変わったボーイ・ミーツ・ガールストーリーが7つ。
 青春モノライトノベルといえば、学生時代の瑞々しさの再現がとにかく特徴的で、それは読者の需要があるからで、その論法で行くと、ライトノベル読者には完成された青春物語を愛でる傾向があって、その傾向ってのは実際の学生時代があまりにもつまらないものだったってのが大きい。と、実感を込めて書かせてもらう。
 どの作品も基本的に愛らしい小品で、後味が瑞々しい。
 
84/100

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)