Kids Return
北野武監督。金子賢と安藤政信主演の映画。1996年公開。
最近同監督の「監督・ばんざい!」を観たのだけれど、その本編の始まる前にカンヌ用に作られた3分の短編映画「素晴らしき休日」にこの映画の映像が一部使われていた。
内容は、高校生の主人公二人が学校で落ちぶれていく中でボクシングに出会う。1人は才能を発揮し始めるが、1人はここでもはじき出されてしまう。彼はヤクザの世界に入るが・・・・、といった青春映画。
ぼくがこれを初めて観たのは高校生のとき。この前、久々(6年ぶり)に観たのだけれど、二回目に観ると冒頭のシーンの切なさが際立ってくるなあ。
正直に言えば、落ちこぼれの描き方がステロタイプな気はするし、実際リアリティのない台詞も多い(北野映画にしては)。けどこのちょっとごつごつした印象が、ずっと突き刺さっていて、辛いときとかにこの世界観は不思議と癒してくれる。そういったところ、「リリイ・シュシュのすべて」にも近いところがあるのかもしれない。
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