OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

LOW IQ 01「MASYER LOW」

 LOW IQ 01のソロデビューアルバム。1999年発表。
 一曲目「Never Shut Up」から肩の力が抜けています。名前とは裏腹に、かなり知的なサウンドだと思います。2曲目「Little Giant」の、普通のパンクサウンドかと思いきやラストがウエスタンで終わる感じもいいですね。3曲目「The Boots」は、ジャニス・ジョプリンの「生きながらブルースに葬られて」を連想させるインスト。4曲目「No Shame」は、一瞬「セサミ・ストリート?」と思うようなシンガロングナンバー。5曲目「Music Man」も肩の力抜けたナンバーで、メロディはこのアルバム中1番だと思う。短い曲だけど後半の曲調がガラっと変わる展開も見事。6曲目「4/5(80%)」はロカビリー風のナンバー。カッコいいです。7曲目「Master Volme」はちょっとテクノっぽいインストナンバー、個人的にはいまいち。8曲目「Rules」はBRAHMANと同じ奔流にあるような壮大なナンバー。和の感じのするアルペジオが素敵。ラストは「Super Prodigy」。インストですが、何か「プロジェクトA」みたいな、アホな印象を受けます。個人的にインストでは一番好きかも知れない。
 かなり短い時間ですが、色々詰め込んでいるアルバムです。ホーンの印象が強いです。それと、全体を通してLOW IQ 01の人柄の良さみたいなのも感じられるんですね。パンクというのが、自由な音楽なのだと最実感させるアルバムです。

Master Low

Master Low