ガンジス河でバタフライ
メ〜テレ開局45周年記念ドラマ、らしい。脚本は宮藤官九郎。出演は長澤まさみ、塚本高史、中谷美紀、荒川良々、竹下景子、石橋蓮司など。
感想。自分はクドカン目当てで見た。クドカンって狭い処を狙ったコメディで、ある意味あるある系の笑いにも通じるところがある。それゆえに、このテーマはあってなかった。インドで旅して、そこで合う苦難の数々を笑いにするという手法と、家族とのやり取りで見られるクドカンノリに完全に齟齬が生まれてしまった。そして、本人も言っていたがクドカンは女性が書けない。長澤まさみ演じたてるこは「木更津〜」のモー子にも通じるバカ女キャラで、少々食傷気味。まあ、面接で口を滑らせてインドまで行くような女性といえば、そこに行き着くのは仕方ないのだろうけど。
長澤まさみの演技は、時折せりふが聞き取れない以外は良かったと思う。よくぞここまで。
ベストアクトは塚本。久々にドラマで見た中谷美紀は、とにかく雰囲気で魅せる人になっていた。
インド旅行記といえば自分が思い浮かぶのは「オーケンののほほんと熱い国へ行く (新潮文庫)」という本。あまり読書をしているほうではないのでもっと面白い本があるのかもしれないし、大槻ケンヂの場合は割と安全なツアーを組んでいる感があるけど面白いよ。
- 作者: たかのてるこ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2002/03
- メディア: 文庫
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