グッドモーニング・バビロン
1987年のイタリア・アメリカ合作映画。製作後20年の今、あまり評価が高くない気がするのは気のせい?
キネ旬だと「映画に対する愛情を示す一作」で「この年群を抜いていた」とあるけれど、それほど?
確かに、撮影機を巧く小道具に用い、敵対することになった兄弟が元に戻っていくさまを描いたラストは震えた。全体的なコメディ感もいいと思う。付き合う以降の結婚→出産が省かれているのは「ライフ・イズ。ビューティフル」でもみられたようにイタリア映画の特色なんじゃないかと思う。
だけど、主人公兄弟って、決して映画が好きなわけじゃないような気がして、むしろ単に腕のいい職人にすぎず、そこがドラマを進めるにあたって重要な役割を果たすようにみえただけにね。映画に対する愛、ってのは劇内の監督さんに語らせているし。この監督さん、すごいかっこよかった。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2001/09/25
- メディア: DVD
- クリック: 19回
- この商品を含むブログ (14件) を見る