OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

先週の読書記録

2009年1月12日 - 2009年1月18日の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2829ページ

ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)
昭和10年代の小説のようなイメージ。上澄みだけをとって椎名林檎のように飾り立てているようにも思えるし、何らかの暗喩を含んでいるようにも思える。あと、デザインはグッドだがページ数を考えると高い。
読了日:01月18日 著者:西尾 維新
反文学論 (講談社学術文庫 (1001))反文学論 (講談社学術文庫 (1001))
文芸時評を読むと読みたい本が増えて困る。筆のうまい人は、その作品をけなしていても、読みたい気持ちにさせる。
読了日:01月18日 著者:柄谷 行人
世界経済入門 (岩波新書)世界経済入門 (岩波新書)
「世界経済」というよりは「国際関係」といった趣。今から20年前の出版であり、この手の本は鮮度が命なためもっと適切な本はあると考えられる(結論も社説レベルだし)。ただ、80年代という時代はWW2後、前に前にと進んできた世界が、今までの進歩は果たして正かったのかと振り返り始めた時代だと思った。
読了日:01月18日 著者:西川 潤
刑法入門 (岩波新書)刑法入門 (岩波新書)
刑法は具体的で身近で面白い。だけどもう少し実際の判例を使って詳しく説明してほしかった。ページ数や入門書という制限上仕方ないかもしれないけど。
読了日:01月18日 著者:山口 厚
ケインズ―“新しい経済学”の誕生 (岩波新書)ケインズ―“新しい経済学”の誕生 (岩波新書)
ケインズの理論について、彼の生涯や人となりを導入部とした入門書。ケインズ経済学の理論や、ケインズが主に世界恐慌以降の経済に与えた功罪を分かりやすく説明している。ところどころ挟み込まれるケインズの人間くささが、うまく読者の理解をリードしている。
読了日:01月18日 著者:伊東 光晴
殺戮にいたる病 (講談社文庫)殺戮にいたる病 (講談社文庫)
最後にポーンって投げ出されて、頭の中が一瞬「?」だらけになる。落ち着いてひとつひとつの事象を検討していくうちに、恐怖の第二波がやってくる。
読了日:01月18日 著者:我孫子 武丸
原始キリスト教 (文庫クセジュ 368)原始キリスト教 (文庫クセジュ 368)
ユダヤ教からキリスト教が成立し、迫害を受けながらもそのアイデンティティーを確立して普及していく様を主に十二弟子の一人パウロを主人公にして描いている。物語としても面白い。
読了日:01月17日 著者:マルセル・シモン
マックス・ウェーバー入門 (平凡社新書)マックス・ウェーバー入門 (平凡社新書)
ウェーバー入門というより「ヨーロッパ史をとらえ直す」というタイトルが似合いそうな内容。ウェーバーを研究史の中に位置づけるため頻繁に話が飛ぶので注意が必要。私は政治学や行政学にて引用されるマックス・ウェーバーしか知らなかったので、多少求めていたのとは違ったが興味深かった。
読了日:01月16日 著者:牧野 雅彦
玩具修理者 (角川ホラー文庫)玩具修理者 (角川ホラー文庫)
SFホラーという趣。怖いね、これは。今夜眠れないかも。
読了日:01月15日 著者:小林 泰三
経済学とは何だろうか (岩波新書 黄版 182)経済学とは何だろうか (岩波新書 黄版 182)
これは分かりやすい。経済学の学問としての特性から始まって、ケインズ以降の北米新古典派経済学を、米国での制度化とそれを輸入した日本でのいびつな状況。さらに70年代以降のラディカル経済学の台頭と経済学の「保守化」を分かりやすく読み解いている。今なお経済学を勉強しようとすると「制度化」された教科書的な経済学になっちゃうんだよなー。
読了日:01月15日 著者:佐和 隆光
ローカル線ガールズローカル線ガールズ
イチから仕事を始める時の紆余曲折ぐあいがうまく表現されていると思う。目配り、自分で仕事を見つけることは接客で大事なことだよなあ。
読了日:01月14日 著者:嶋田郁美
現代経済学の誕生―ケンブリッジ学派の系譜 (中公新書)現代経済学の誕生―ケンブリッジ学派の系譜 (中公新書)
難しい。本書の書き方が、ではなく経済学そのものが。私の拙い理解だとマーシャルがエルビスだとするとケインズビートルズみたいな感じとしか。経済学者列伝のような本で、とりあえず経済学には古典派とケインズ学派と新古典派という流れがあるということは事前知識として必要かも。ちなみに作者はまだ30代(執筆時は20代)の新進気鋭の論者です。
読了日:01月14日 著者:伊藤 宣広
近代の政治思想―その現実的・理論的諸前提 (岩波新書 青版 738)近代の政治思想―その現実的・理論的諸前提 (岩波新書 青版 738)
ホッブズ、ロック、ルソーという思想の変遷と異同を明らかにし、近代政治思想を現代へとつなげるのが目的。講演をもとにしているので分かりやすく熱い文体が特徴的だが、結びでちょっと論理が飛躍している気も。
読了日:01月13日 著者:福田 歓一
ロンブーの芸能人イメージ3・2・1ロンブーの芸能人イメージ3・2・1
日本の映画ドラマのキャストミスはどうしたらなくなるだろうか。なぜ百鬼○に妻○木なのか。これを読め。コーヒーにミルクを垂らしたらドクロマークになりそう=中谷美紀。これでいいのだ。
読了日:01月13日 著者:ロンドンブーツ1号2号のallnightnippon SUPER!

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