OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

先週の読書記録

先々週は教習所のストレスからの反動とはいえ読みすぎたことに反省(1月の読書冊数60冊とか行ってたし・・・)。
先週読んだ本でポール・オースターの「幻影の書」と千早茜の「魚神」(これは日曜の夜に読み終わったので今週に入るが)は改めて感想を書こうと思っている次第。
2009年2月2日 - 2009年2月8日の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2161ページ

たまさか人形堂物語たまさか人形堂物語
読んでいて思い出したのは、映画『おくりびと』。どちらも特殊な職業を描いている。シムさんの修復の手つきなんてぜひ鮮やかに映像化してほしい。そうするとシムさんは山崎努か…悪くない。あと、初津原泰水だったのだけれど、リアルとファンタジーが同居しているような雰囲気、不思議な幸福感に惹かれた。P.92のやりとりには声をあげて笑った。
読了日:02月08日 著者:津原 泰水
幻影の書幻影の書
すごいストーリー、の一言。こんな話オースターにしか書けないよ!主人公デヴィッドと映画監督ヘクターの人生が重なる瞬間には痺れたね!終盤の展開は衝撃!300ページほどの本だがシリーズものを一気に読んだ想い。
読了日:02月07日 著者:ポール・オースター
少女ファイト 5 (5) (イブニングKCDX)少女ファイト 5 (5) (イブニングKCDX)
キャラクターがストーリーを進める駒みたいになっている話も嫌いじゃないけど、キャラクターが能動的に動いてストーリーを作り出している話は何にも増して魅力的だ。日本橋ヨヲコの漫画のキャラクターは切ったら血が出るに違いない。それくらい活き活きとしている。だからぶつかる、そして成長する。
読了日:02月07日 著者:日本橋 ヨヲコ
ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦争モノは自分にとって合うか合わないかがはっきり分かれるジャンル。どちらにしても、最初はすんなり読み進められない。これもそうだった。だけど、物語の核心に迫ってからは勢いづいて読んだ。細かい伏線の張り方が見事。安倍吉俊さんの挿絵も最高。SFとしてもミリタリーとしても、本当に面白い作品。
読了日:02月06日 著者:桜坂 洋
神は沈黙せず〈下〉 (角川文庫)神は沈黙せず〈下〉 (角川文庫)
いつの間にかミステリーとしてこの本を読んでいる自分に気づいた。神とは何者なのか、その意図とは?
読了日:02月05日 著者:山本 弘
神は沈黙せず〈上〉 (角川文庫)神は沈黙せず〈上〉 (角川文庫)
「宗教も科学もUFOも信じれるから悲惨で」(桜井和寿作詞「マシンガンをぶっ放せ/Mr.Children」)という歌詞を思い出した。
読了日:02月04日 著者:山本 弘
アリフレロ―キス・神話・Good by (集英社スーパーダッシュ文庫)アリフレロ―キス・神話・Good by (集英社スーパーダッシュ文庫)
奈須きのこ直系のナルシスティックな文体は決して嫌いじゃないんだけど、説明能力がなあ…。BLEACHが好きな人ははまるんじゃないかと。(追記)ただ、何か残る作品。
読了日:02月03日 著者:中村 九郎
ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たちケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち
本書でしばしば言及される浜崎あゆみに代表されるように、現代の不良(?)文化を写す物語としてケータイ小説を捉えた意欲的な評論。オタク側からの主張「ゼロ年代の想像力」と双璧をなすと言えるかもしれない。
読了日:02月02日 著者:速水健朗

読書メーター