空気人形（★★★★★）

　あまり間を置かずに二回観た映画。別にペ・ドゥナのヌードが目的じゃないぞ（それもあるけど・・・）。

　最初この映画を観終わったあとずーんときて、3日くらいふと気付くとこの映画の事を考えていたかもしれない。言葉にできそうでできない感じがずっとしていた。
　それはこの映画のファンタジーっぽい外観に似つかわしくない生々しさとか、東京の一角で高層ビルが隣接しているにもかかわらずさびれた舞台の世界観とか、そういったものが深く自分の心に根をおろしているような、そんな感じかもしれない。

　ストーリーはあるフリーターの男の家にあるダッチワイフがある日心を持って外に出かけレンタルビデオ屋で働き始め、そのバイト先の青年に恋をする、というもの。テーマは「人と人とのつながり」とか「人間は代わりがきくのか」とか「心とはなにか」とかそういったもの。

　あと板尾さんがホントに気持ち悪くて最高です。