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OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

テッド(★★★☆☆)


2013/1/28鑑賞

@シネマQ



 そもそも、プーさんの時点でクマはおっさんキャラ


 大人気公開中の『テッド』を鑑賞。メンズデーとはいえ平日の劇場はほぼ満員でした。

 ただ、想像していたよりはドッカンドッカン爆笑が起こっていなかった印象。

 笑いが起こっていたところといえば、雷に驚いたテッドが走ってくるところとか、そういった視覚的要素が強い箇所だった。



 個人的な印象としては、確かに水準は達成しているものの、突き抜けきれてはいない。

 

 こういった視点も『ハングオーバー!』シリーズやジャド・アパトウ一派の作品を通過したから身についてしまったのではという感もある。

 ただ、もう本当にギャグが(身体的に)やりすぎて限界突破してしまって、もう笑うしかない、とかそういった箇所はなかった。例えば、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディング・プラン』('11)における洗面所のシーンとか、『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を超える』('11)における・・・。

 ともかく、その点で、確かにこれは一般受けする映画だ。

 もっとも、このレベルでもドン引きする人はドン引きするが・・・。



 ここでギャグが突き抜けていればその後のメッセージも増幅されて心に響いたのに。

 ただ、ギャグの代わりにメッセージを増幅させる要素がある。

 主人公の彼女を演じるミラ・クニスの魅力だ。

 セクシーでいいコで、「このコだけは手放しちゃならん!」と観客に思わせてくれるからこそ、物語の推進力が生まれる。

 ただ、だからこそ中盤でマーク・ウォールバーグがする選択にちょっと乗れなくなっちゃうけど。おれだったら万難を排してでもミラ・クニスと一緒にいるね。



 全体的なテーマは、通過儀礼だ。

 現代は極端な話、男は大人にならずとも生きていけるようになった。テッドというのは、そういった自身の幼稚な部分を煮詰めてクマのぬいぐるみに詰め込んだ存在だ。

 誰しもが心の中にテッドを飼っているんじゃなかろうか。そして、恋愛等の現実に向き合わなくてはいけない場面で葛藤を抱えたりするんじゃなかろうか。

 そういった点で、個人的には親和性の高い話だった。



 ぶっちゃけこのくらいなら全然デートムービーとして成立する気がします。

 あ、ただ正直アメリカ文化のマニアックなネタは多かったから、ちょっと予習していくといいかも。