『アイアンマン3』(★★★☆☆)
マーベル系列作品の中では一番好きかもです。ただ、ある程度偏った見方ではあるものの。その理由は以下に述べます。
ジョン・ファブローからシェーン・ブラックへ監督が変わったこともあってか、序盤から実にシリアスなトーンで、これは今までのアイアンマンとは違うぞと思わせられる。で、このシリアスさというのは『ダークナイト』('08)の方向で、というわけではない。
全体的に演出が、画面の暗さもあって90年代アクション映画(『ターミネーター2』('91)〜『マトリックス』('99)あたり)を連想させられる。で、個人的にはまさにこのあたりがストライクな世代なので、個人的には偏愛したいところかなと思うわけです。
だから、この映画が今の世代の最新鋭というわけではない。それは『アベンジャーズ』('12)や『パシフィック・リム』('13)に譲る。ただ、この両作品にちゃんとついていけてない自分にとって、この『アイアンマン3』は技術の進歩ゆえに忘れられたものをとりに来た感覚がしたのです。
それがなんなのか、うまく説明できないけれど。 ただ、シェーン・ブラックは90年代アクション映画を中心に活躍した脚本家でもあるし、もしそれを意図しての監督人選ならストーリーの流れともちょうど呼応するんだよな。
あとは、なんとなく主人公とヒロインに絞った展開が『機動武闘伝Gガンダム』('94)を連想させました。
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