『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』(原恵一)
原恵一作品となっては今となっては感動モノの印象が強いけれど、こちらは(確かに感動する要素はあるものの)娯楽に徹している印象。楽しかった。
ギャグのハチャメチャさはなりを潜めている。まつざか先生のカラオケやIZAMの登場が浮いている気はするが、全体の評価を下げるものではない。それよりも、アクションシーンの素晴らしさが目を引く。この映画公開から15年経っているけれども、今の日本映画では絶対こんなアクションシーンが作れない。それも、「お色気」や「筋肉」にアクション指導をするだけのスケジュールを役者に課すことができないだろうという悲しい理由が大きい。でも同時に、この映画の娯楽的バランスって、ちょっと欲張れば(今の日本映画でも)達成できそうな気もするから歯痒い。
映画 クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 [DVD]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2010/11/26
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