『オンリー・ゴッド』(ニコラス・ウィンディング・レフン) 判定不能
レンタルDVDで鑑賞。
正直に言います。よくわかりませんでした。
もう少し他のN.W.レフン作品を見てから改めて評価は下したいのだけれども・・・。ラスト20分くらいで完全についていけなくなっちゃった感がある。
噂に違わずヘンな映画だと思った。思ったよりもホラー演出を行っていたのも印象的だし、あとさんざん噂になっていた、カラオケ好きなインドネシアの北島三郎みたいな刑事(?)は登場するだけでポイントが上がるのがわかった。サブちゃんが「日常において突如襲いかかる暴力」を象徴しているのかなと思いきや、ラストには思いもよらぬ方向に行く。ただ、暴力がちゃんと怖く描かれているあたりは北野武作品を連想。
この映画の従来の映画の尺度で測る愚を承知で(ホドロフスキーに献辞が捧げられているくらいの作品だし)言うと、あれだけ刺激的な画が頻出するにも関わらず、母親がらみのシーン以降は勢いが落ちている。だから個人的に評価は尻すぼみ。
これは『ドライヴ』にも感じたことではあるけれど、特に序盤、大きな祭りが終わってしまった後のようなさみしさに支配されているような感覚に陥った。
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2014/05/14
- メディア: DVD
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