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OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(ダグ・リーマン) ★★★★☆

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2014/7/29@天神東宝シネマ

 原作既読だがほとんど内容を忘れていたので初見のように観ることができた。現代アクション映画として情報量の詰め込み型としては最高に近い出来になっていると思うが、こちらの体がついていかなかった。
 とにかく前半は100点満点の出来だと感じた。僕はどちらかというと、こういった軽妙で速いアクションのほうが好みかもしれない。まったく予想のつかない敵・ギタイの動きに何発いや何千発も発射される銃弾。情報(量の多い)戦だ。また、その戦いの中心にいるトム・クルーズの軽さもいい。腑抜け状態のトムは少々カイル・チャンドラーに似ていると思った。巻き込まれ型主人公でありながら、戦場というマチズモの渦中で存在感が際立つ、うまいバランスだった。
 最初の1時間は映画における戦場描写をアップデートするような映像が続く。確かに映画館で観て、その映像その音響に圧倒された。けれども、情報量が多すぎるため、正直言って疲れる(笑)後半に差し掛かる頃に物語はトム・クルーズエミリー・ブラントに絞られ、ちょっと休憩的な時間が入るけれども、それが仇になったか、終盤30分眠くなった。
 最後の30分、確かにアクション映像としてすごいことやっているのはわかるけれども明らかに体力が残っていなくて物語に乗れないという不思議な体験をした。実際この辺りストーリー的にも普通のアクション映画になっているし。
 だから、おっさんにはきついものがあったのは事実だけど、若い人にとってはかなり重要なアクション映画になるんじゃないかなと思った。日本人の書いたライトノベルがハリウッドでここまで成長したという一点だけでも素晴らしいことなので。