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OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

キック・アス/ジャスティス・フォーエヴァー(ジェフ・ワドロウ) ★★★

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(@シネマQ)
 面白かったし、何シーンかでは泣いたし、中盤まではひょっとして前作超えもありうるかと思ったけれど、収束に手間取った印象。
 正直、なんでモヤモヤ抱えているのかうまく言葉にできない。これは人によっては評価するポイントなのかもしれないけれど、「死」の描き方のトーンが一様ではなかったのが理由かもしれない。
 いや、楽しめたんですよ。見所がかなり多い作品とは思う。けれども、見終わったあとなんかモヤモヤしてしまって。とりあえずいいところから書いていこう。最初にポジションを明確にしておくと、僕は『キック・アス』一作目は大好きです。ちなみに、弟にも勧めて、弟はアメコミ映画で一番好きだといってました。で、僕が『キック・アス』のどこに惹かれたかというと、それはポップさでした。要は、僕が中学生や高校生頃にぼんやりと憧れていたイメージとしてのアメリカが、『E.T.』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を通して観たティーンのアメリカが『キック・アス』にはあった。そしてその要素は確かに今作にも継承されている。ただ、前作から継承したポップなトーンが物語に合ってない気がする。冒頭で一名、戯画化された死に方をする人物がいるけど、段々「死」の描かれ方が凄惨なものになっていく。人によっては評価ポイントかもしれないし、僕もそれ自体を批判するつもりはないけど、食合せが悪かった。でも、やっぱり魅力的なシーンもあって、やはりヒットガールが戻ってきた時には脳内麻薬が溢れるのがわかったし、ワゴンの上でミンディが銃撃するシーンはこの映画内で一番好きだ。賛否両論な「ゲロゲリ棒」も支持したい。あと、ヒットガールが壁をかけ上がるところをマザーロシアに阻止されるところなど、「これは本当に歯がたたないかも」と思わせられてよかったし、僕個人としてはジャスティス・フォーエヴァー絡みのシーンも悪くないと思う。初期の続編情報だと、ヒットガールのスピンオフとキック・アスの話の二本立てになるという噂があった気がするけど、キック・アスとヒットガールのエピソートがうまく結び付いていない気がするのもその辺に理由があるのかななんて思った。案外、最初の噂通りヒットガールの学園エピソードをスピンオフの短編として流して、キック・アス関連の話は話で別にやっていたらもうちょっと評価が上がっていた気がしないでもない。