OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2009年新作

レスラー(★★★★★)

(※注:ネタバレ含む) ミッキー・ローク主演の映画。格闘技にはあまり興味がない僕にも面白く観れた。 内容は、かつての人気プロレスラーだったランディ・”ザ・ラム”・ロビンソンが歳をとり肉体の限界を感じる中で自分の居場所を見つけ出すまでの話。 興味…

クヒオ大佐(★★★★☆)

『腑抜けども、悲しみの愛をみせろ』で知られる吉田大八監督の長編第2作。 『腑抜け〜』と同様、テーマは「ニセモノの悲哀」で、ブラックユーモアたっぷりに描いています。 ちょっと笑っていいのか迷うシーンが多かったのですが、僕が劇場で観た時には受け…

愛のむきだし(★★★★★)

一部では有名な監督・園子温の237分にもおよぶ大作。 ジャケットの中指を立てている満島ひかりに感じるものがあった人はこの時間にビビることなく見てほしいと思いました。 愛のむきだし [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2…

インスタント沼(★★★★☆)

あー・・・、麻生久美子みたいな姉が欲しいな・・・。 「時効警察」などで知られる三木聡監督のコメディ。 この監督さんの作品って、「転々」以外はどれも構成的には似たり寄ったりで、主演が上野樹里か伊勢谷友介か麻生久美子かの違いしかないとは思うので…

ウルトラミラクルラブストーリー(★★★☆☆)

★3つなんていう中途半端な評価ではなく、★5つと★1つが自分の中でせめぎ合っている感じがあります。観終わった数日後にふとこの映画の思い出に浸るような印象。 内容は、青森県の田舎で暮らすちょっと脳に障害のある青年(松山ケンイチ)が消えた恋人(の…

空気人形(★★★★★)

あまり間を置かずに二回観た映画。別にペ・ドゥナのヌードが目的じゃないぞ(それもあるけど・・・)。 最初この映画を観終わったあとずーんときて、3日くらいふと気付くとこの映画の事を考えていたかもしれない。言葉にできそうでできない感じがずっとして…

精神(★★★★☆)

精神の病・・・といってあなたは何を思い浮かべるだろうか? 僕の思い浮かべたのは、街角の奇人さんだった。いわゆる、奇声をあげたりするタイプ。 それまで僕は、精神病というものをきちんととらえてはいなかったのかもしれない。正常に生活を営んでいる人…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(★★★★★)

二回観た。一回目はソラリアシネマの広い会場。客もそんなに多くなかった。ただ、贅沢な体験をしたと感じた。二回目は桜坂劇場の狭い会場。人口密度の高さもあってオマツリのような体験をした。 今回の劇場版。一言で言えば、これからまた一年以上待てという…

その土曜日、7時58分(シドニー・ルメット)@シネマパレット

【注:ネタバレ含】 ルメット監督の映画は初めて観た。なかなか救いようのない映画で、ヲタ的表現をするならnice boat.といったところか。nice pillow. 最初はまったく前知識を入れないで見に行ったため、「アフタースクール」のような映画だと思ったんだよ…

僕らのミライへ逆回転(ミシェル・ゴンドリー)@桜坂劇場

ミシェル・ゴンドリーは「エターナル・サンシャイン」ははまれなかったのだけれど、「TOKYO!」の一篇は好みだった。だから個人的にこの映画をみるのは50%の賭けだった。 そして、その賭けは幸いにも成功した。 はじめはミシェル・ゴンドリーの柔らかな演…

少年メリケンサック(宮藤官九郎)@シネマQ

★★★☆☆ この映画を見て、今更ながら宮崎あおいのファンになってしまいました。 クドカン作品は一昨年あたりから自己模倣に入ってしまった気がします。特にドラマの脚本でそれが顕著に見られた気がして、やっぱり木更津キャッツアイの完結は区切りだったのかな…

闇の子供たち(阪本順治)@桜坂劇場

わりと満席だった。お客さんは主婦層が多かった気がするが、ヘビーな場面が多く、泣く声や軽い悲鳴があがっていた。 僕はあまり集中力が高いほうではなく、映画など最後まで時計を見ずに観られたことはほとんど無いのだけれど、これはその数少ない例のひとつ…