2014年新作
レンタルDVDにて鑑賞。アイドルグループの東京女子流を主演に据えた青春ドラマ。文化祭のミスコンをめぐる一幕を描く。監督は新進気鋭の女流監督山戸結希。 初めて見たとき、明らかに「不快」よりの感情だった。でも、時間が経って反芻するうちに、ひょっと…
レンタルDVDにて鑑賞。 父親の死をきっかけに集まった離れて暮らしている家族たち。しかしながら、久々に会ったはいいが普段から抱えていた不満が爆発し、家族に隠された秘密が次々と暴露されていく。その意味でこれは確かにブラックコメディなのかもしれな…
10/26@よしもと南の島パニパニシネマ 地味だが手堅い演出を堪能。普遍的な争いの発生する過程を描いている。良作。 真心ブラザーズの「人間はもう終わりだ!」という曲の歌詞に「平和なんか一人のバカがぶっ壊す」っていうのがあって、この映画もまさに、大…
レンタルDVDにて鑑賞。 人の一生は、ロングショットで観れば喜劇、クローズアップで観れば悲劇、を地で行くような構成。この映画を観て、確かに僕は笑った。でもそれは、もうどうしたらいいかわからない力ない笑いだった。傑作。「感情、考え方、ユーモア、…
レンタルDVDで鑑賞。2013年に放映されていたアニメ『たまこまーけっと』の劇場版。 『たまこまーけっと』は最初しゃべる鳥が出てきたとき「こういう話なの?」とちょっと面喰ったけれど、次第に、この日常と非日常を行き来する感じがいいなと思い始めた。そ…
2014/10/6@ミハマ7プレックス クリント・イーストウッドの新作は、アメリカの伝説的なポップグループ・フォーシーズンズをテーマにしたミュージカルの映画化。 80歳を超えて、未だに新しいジャンルに挑戦するイーストウッドには本当に尊敬の念しかない。…
レンタルDVDにて鑑賞。 ボロボロ泣いた。年間ベスト級。丁寧な演出が刺さる。 両親の離婚の狭間にいる女の子メイジーを演じるオナタ・アプリールちゃんは、撮影当時6歳で、やせ型の体躯に不釣り合いなほど大きな目をしている。監督自身も彼女なくしてこの映…
レンタルBlu-rayにて鑑賞。 マーベル作品はあまり得意じゃなかった。この前のエドガー・ライト降板騒動で、マーベル・シネマティック・ユニバースが作家性とは相いれない、という印象を大きく裏付けてしまったわけだし。 ただ、確かに娯楽作品というのは、作…
2014/8/30@シネマパレット OSとの恋愛というトリッキーな設定を使っているけれども、コミュニケーションの不完全さに対して真摯に向き合った作品だと思います。 例えば、こういう設定を用いて、「科学の進歩がはたして人間を幸せにするのか」という方向の…
2014/9/1@シネマパレット ファン・ドンヒョク監督の前作は『トガニ』というずっしりとした社会派ドラマだったこともあり、序盤の老人を巡る問題が描かれた時には少し警戒した。しかし、ある女優の登場をきっかけに、この映画は一気にコメディ方面に舵をとる…
2014/8/31@桜坂劇場 園子温監督の映画はいつもすごくいいところとすごくよくないところが混在していて、それが好き嫌い分かれる部分だ。だがこれだけは言える。「こんな映画見たことない」それがこの映画を支持する理由。 オープニングがすごくかっこいい!…
レンタルDVDにて鑑賞。 マイケル・ベイといえば、ド派手なハリウッド超大作の代表的監督だが、本作はそんな自己のキャリアを自ら批判的に捉えたような内容ともとれる。というよりも、元々ベイとはメジャー作を手掛けるが故健全な物語を描くことが多かったが…
レンタルDVDにて鑑賞。 これ以上ない不快なお話を、これ以上ない適切な演出で描く85分。インディーズ出身監督ということもあり、メジャーで撮ると作家自身の力が失われるのかと思いきや、むしろメジャーなものを壊す力が際立った。問題作かつ傑作。 映画感想…
よしもと南の島パニパニシネマにて鑑賞。 かなり派手派手な映画だった。今までの諸作に比べると三部構成がわかりやすいので脚本も整理されていると思う。ただ、観終わって3時間、すでに印象が薄れてきている。 僕はどちらかといえばトランスフォーマーよりビ…
レンタルDVDにて鑑賞。 僕自身男性なので、男性同士の友情というものが映画に描かれるほど美しくないことはわかっている。だからこそ映画の中でくらい美化された友情を求めるのかもしれないが、それゆえ、美化具合が不徹底だと逆にものすごく悪印象になる。…
レンタルBlu-Rayにて鑑賞。 結婚式で流されるビデオを豪華にした印象。こういうと貶しているように思われるかもしれないけど、基本的に端正で時にギョッとするシーンも入れ、かつ恋愛の普遍的な部分を時に辛辣に描いていたと思う。 よく恋愛映画にありがちな…
2014/7/30@シネマQ 事前の期待は低かったがとてもよかった!ディズニーにおける悪役の捉え方の見直しについて、新たなる段階に入っていると思った。 これまで、『塔の上のラプンツェル』で、毒親をモチーフにした現実感のあるな悪役を描き、『シュガー・ラ…
2014/7/29@天神東宝シネマ 原作既読だがほとんど内容を忘れていたので初見のように観ることができた。現代アクション映画として情報量の詰め込み型としては最高に近い出来になっていると思うが、こちらの体がついていかなかった。 とにかく前半は100点満点…
2014/7/29@天神東宝シネマ 上質の児童文学。夏休みに親戚の家に泊まりに行った感触とか、子供の頃の肌感覚が甦るよう。優れた小品だと思います。 去年ジブリの二大巨頭の監督作品が相次いで公開されたこともあり、どうしても比較されてしまうので圧倒的に分…
2014/7/29@ユナイテッドシネマキャナルシティ13 予感の映画。全容を理解できたわけではないが、鑑賞中に感じた違和感や緊張感、怖さをなんとか吐き出したくなる。そのため、文章に混乱が見られるのを許してほしい。 ヴィルヌーヴ作品における真実は、それを…
2014/7/28@Tジョイ博多 どうしようか。『下妻物語』以降の中島作品はすべて観ているし、そのどれもに良い評価を下してきたのだがここにきて黄信号。もちろん、今の日本映画に一石を投じる役割を果たしているとは思うし、無価値な作品とは思わないが、ただ残…
レンタルDVDで鑑賞。内容に触れています。読む際にはご注意を。 人気シリーズの劇場版は、アイドルの小明が本人役で登場したり、扱うものもタタリ村とスケールアップしていたりとかなり今までと違った趣向が目立つ。 ただ、実のところ本来多くの人に開かれて…
レンタルDVDにて鑑賞。 内容は、カンパニー松尾を中心とするAV監督たちが東京から北海道までキャノンボール(いわゆる公道レース)で順位を競い、その間に各地でテレクラやナンパを行い、その内容によって点数を競い合うというもの。 初めにヨタ話から入るが…
レンタルDVDにて鑑賞。 僕は結構好きです。時間が経つのを感じないくらい没入させてくれたし。世界観の構築も見事だと思うし、あと風刺的なSFは大好物なので。 旧作のほうは1しか観ていないけれども、あちらも完璧な映画だと思ってます。そして2014年版はか…
レンタルBLU-RAYにて鑑賞。 うわー、すごい好きだこれ。こういう映画を積極的に推していきたい。 満点のコメディ映画だった。こういう映画があるという事実だけでうれしくなる。ジェニファー・アニストンはいい歳のとり方をしているなと思った。 この映画の…
レンタルにて鑑賞。 テーマの重要性が強い作品。なので簡単に好きとか嫌いとかで判断できない。ただ、重要な映画だと思ったし、日本ではこんな映画作られないだろうなと思わざるを得なかった。 ノンフィクション映画ではないのだけれども、ノンフィクション…
2014/6/17@桜坂劇場 この映画については、二階堂ふみの演技については恐ろしさを感じるくらい完璧だと思うと同時に、やっぱり熊切監督の演出はあまり肌に合わないと実感した。 熊切監督の映画は近藤龍人さんの撮影による寒々としているけれども美しい風景が…
2014/6/15@シネマQ ちょう最高!至福の100分。21世紀に入ってからのウェス・アンダーソン最高傑作では? 一緒にこの映画観た彼女は初めてウェス・アンダーソン作品を観たのだけれども、楽しめたと言っていたので、おそらく映画マニアだけに訴求する作品で…
2014/6/15@桜坂劇場 タイトルとは打って変わってかなりビターな映画だった。非常に有意義な問いかけであると思う。 多くの人の胸に訴えかける物語であり、メッセージ性が重要な作品奈緒で本当はあれこれ批評するのは的外れなのかもしれないです。けれども、…
レンタルBlu-Rayで鑑賞。惜しいなあ。十分面白くできそうなのに。西洋を舞台にした原作をパラレルワールドに置き換えた発想は悪くないし、美術もがんばっているので、設定を突き詰めて、あと演出の改善を行えば十分良作になれたのに。 昔くりいむしちゅーの…