OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

music

All the BEST!1999-2009/嵐

Release 2009.8.19/J-Storm 今やジャニーズ随一、いや、ヒットチャート随一のグループとなった嵐の10周年記念ベストアルバム。 嵐は、ジャニーズの中でも色のついていないグループだったと思う。84年生まれの自分にとって、物心ついたころにはSMAPはおろ…

Adore/The Smashing Pumpkins

Release 1998.5.30/Virgin 90年代のオルタナシーンを支えたアメリカのバンド・スマパンの4枚目のアルバム。本国では商業的に今一だったものの、日本では「メランコリー終わりのない悲しみ」以上のヒット。 初めてのスマパンがこれで、入り方としてはどう…

Absolution/Muse

Release 2003.9.15/WARNER MUSIC イギリスのバンド・ミューズの3枚目のアルバム。 初めてミューズを聴いた。 いきなり不協和音のピアノで幕を開け、「Time is running」に象徴される憂鬱をそのまま音階にしたようなメロディーラインとそれを絞り出すような…

A&M Songs Of Burt Bachrack/V.A.

Release 1995.6.25/Polydor 60-70年代にかけて活躍した作曲家・編曲家バート・バカラックが曲を提供したA&M所属アーティストによる作品集。カーペンターズやセルジオ・メンデスのような超有名アーティストも含まれており、「雨に濡れても」等の超有名曲も収…

?/Perfume

Release 2009.7.8/TOKUMA JAPAN Perfume三枚目のアルバム。 改めて聴いてみると、もともとエフェクトをかけていた3人の声が、ここでは完全にトラックを形成する一部になっていて、一番注目を集めていた時期にこのアルバムを出したのは中田ヤスタカ恐るべし…

サンボマスターは君に語りかける/サンボマスター

最近ひさびさに聴いたけれど、やっぱりいいアルバムだなーと思った。 このアルバムをよく聴いていた2005年当時にはうまく言語化できなかったんだけれども、今なら「なぜあの頃サンボマスターの楽曲に惹かれたのか」がわかる。 サンボマスターは、あの当時に…

シンクロニシティーン/相対性理論(2010)

やっぱこの人の声は最高だわ。 いろいろな人とコラボレーションしてたけど、相対性理論のスカスカな演奏が一番あうなと実感した。 相対性理論を聴くと懐かしいような新しいような、不思議なきもちになる。 今までの作品で一番「中毒性」あるかも。「シンデレ…

月曜日のユカ('60/中平庸)

加賀まりこの魅力が炸裂しているスタイリッシュな映画。 当時のフランス映画からの影響も強いんだけど、やっぱり日本でしか撮れないだろうな、ってことを思わせてしまう。 加賀まりこ演じるユカは、誰とでも寝るけどキスは許さない。パパ(血縁関係はない愛…

スピッツ「隼」

2000年リリース。スピッツの9枚目のアルバム。 極論を言うと、スピッツの魅力とは「片想い」。それは、好きな相手に対してでもあり、社会に対してでもある。 そして、この「隼」というのは「片想い」の方向へメーター振り切ったアルバムだと思う。 愛される…

ゆらゆら帝国「空洞です」

ゆらゆら帝国は解散しない、と思ってた。 確かに、ラストアルバムとなってしまったこの作品の酔泥感はすごいものがあるけど、その次を見たかったし、というか、ゆらゆら帝国を離れた坂本慎太郎の姿がまったく想像つかないし。 さて、このアルバム。 曽我部恵…

ムーンライダーズ「カメラ=万年筆」

1980年8月25日リリース。ムーンライダーズの5枚目のアルバム。 曲のタイトルは映画の題名(フランス映画が多め)からとられていて、架空のサウンドトラックを想定して作られた作品だそうです。 初めてムーンライダーズを聴いた。 僕が好きなスパルタローカル…

相対性理論「シフォン主義」

音楽タブ使うの久々だな。つまり久々にはまったミュージシャンが相対性理論ってことだけど。 一言で言や「あざとい」。いかにも不思議ちゃん気取った歌詞、80年代っぽいメロディ、チープな音。どうみてもこういう風にやれば受けるんでしょという声が聞こえる…

近くの図書館で発見

ヒカシュー「うわさの人類」 ヤプーズ「DADADA ISM」

斉藤和義「Because」

斉藤和義の5枚目のアルバム。1997年発表。 この年の斉藤和義はアルバム2枚出しているし。名曲「歌うたいのバラッド」も出しているしで、相当精力的な活動をしている。今でもコンスタントにアルバムを出し続けているから、プロのシンガーソングライター…

チャットモンチー「生命力」

チャットモンチーの2枚目のアルバム。 どうやら、ソニーは本腰を入れてチャットを第二のJUDY AND MARYにし始めたらしい。 そのことを顕著に表しているのがサーフ風の「とび魚のバタフライ」とジュディマリの「BATH ROOM」を連想させる「バスロマンス」だと…

KOTOKO「硝子の靡風」

KOTOKOのメジャーデビューアルバム。2005年発表。 なんとなくアニメ専属歌手の印象が強かったので、以前のぼくだったら聴いてなかったと思います。実際に、KOTOKOの口の中平べったい印象を受けるいかにもアニソン的な歌唱はあまり好みではないのですが。 こ…

LOW IQ 01「MASYER LOW」

LOW IQ 01のソロデビューアルバム。1999年発表。 一曲目「Never Shut Up」から肩の力が抜けています。名前とは裏腹に、かなり知的なサウンドだと思います。2曲目「Little Giant」の、普通のパンクサウンドかと思いきやラストがウエスタンで終わる感じもいい…

NICOTINE「CARNIVAL」

メロコアバンド・ニコチンのメジャーデビューアルバム。ゴキゲンな(でもどっか残酷な)ジャケットから想像されるとおり、スカ、マンボ、ボサノバ、挙句の果てにはヒップホップまで、多彩な音楽性が飛び出してきます。 このジャケット、ちょっとPUNK O-RAMA…

The Kinks「Ultimate Collection」

イギリスの長寿ロックバンド・キンクスのベストアルバム。2枚組で44曲。初めて聴きました。 キンクスって、たとえばビートルズなら「アビー・ロード」!、フーなら「マイ・ジェネレーション」!みたいなアルバムが存在し無いような気がします。それは決して…

Fishmans「空中キャンプ」

フィッシュマンズが1996年に発表したアルバム。 さて、フィッシュマンズについて語るとなると少し構えなくてはならないな。 ぼくがフィッシュマンズを知ったのは1997年のことで「MAGIC LOVE」がきっかけだった。第一印象は、 「弱い」 ということだ。 事実、…

マキシマム・ザ・ホルモン「ぶっ生き返す」

ミクスチャーバンド、マキシマム・ザ・ホルモン(以下ホルモン)のアルバム。2007年発表。 いきなりだけど、ホルモンほど「ミクスチャー」って言葉が似合うバンドもいないんじゃないのだろうか。ハードコア、メロコアをベースにしながらも「チューチュー〜」…

MASSIVE ATTACK「MEZZANINE」

ブリストル出身のユニット・マッシヴアタックの3枚目のアルバム。 昔トリップホップと呼ばれているジャンルがあって、その旗手として登場したのがこの3人組だったのだけれども、2007年現在そのジャンルはすでに衰退していて、エレクトロニカ(これも衰退気味…

100s「ALL!!!!!」

中村一義率いる100sのセカンドアルバム。2007年5月16日発売。 これは、パワーポップ作品ですね,日本人の日本人による日本人のための。土曜の朝にかかっていたらコーンフレーク食べてスケボーで駆け出していきそうな。特に前半。 中村一義時代の「笑顔」「主…

中島みゆき「みんな去ってしまった」

中島みゆきの2枚目のアルバム。1976年10月25日発売。 前半はロック。後半はみゆき節といった感じ。冒頭を飾る「雨が空を捨てる日は」は中島みゆき独特の弱者の視点が確立された名曲。「トラックに乗せて」「流浪の詩」「03時」「うそつきが好きよ」の親しみ…

SENTIMENTAL BUS「草原と鉄屑」

「♪39度の」でおなじみのセンチメンタル・バスの1stアルバム。この後もう一枚アルバムを出して解散しています。 このアルバムは、いかにもJ-POPのアルバムらしくシングル曲3つが冒頭から立て続けに入っていて、それゆえに後半だれる気もするのだけれど、だけ…

aiko「秋、そばにいるよ」

アイコの2002年9月発売のアルバム。 最初の3曲からゆったりとした立ち上がり方で、このアルバムが「秋盤」なんだなと実感させられる。特に「海の終わり」のイントロの少し重めでつめたくて、でも不思議と爽快感のあるピアノはこのアルバムを象徴しているよう…

SPARTA LOCALS「SPARTA LOCALS」

スパルタローカルズのメジャー4枚目(通算5枚目)のアルバム。 このアルバムの発売直前にドラマーが脱退するという事件があった。 そんなわけでこのアルバム。「SUN SUN SUN」に少し陰がかったような感じがして、今までで一番ロックンロールしているアルバム…

チャットモンチー「耳鳴り」

2006年7月リリース。女性スリーピースバンド・チャットモンチーの1stフルアルバム。 2005年に出した実質的デビュー曲「ハナノユメ」は衝撃だと思うんだ。これだけアーティストの本質を伝える曲でデビューできたのって2000年以降じゃ少ないんじゃないのだろう…

坂本真綾「少年アリス」

声優・女優としても活躍するシンガーソングライター・坂本真綾のアルバム。2003年発表。 「みんなのうた」にも使われたという1曲目「うちゅうひこうしのうた」が素晴らしすぎる。急き立てられるような世間に背を向けたほのぼのとした暮らしがやさしく紡がれ…

PRIMAL SCREAM「RIOT CITY BLUES」

プライマル・スクリームの2006年発表のアルバム。ブルースやソウルに傾倒した内容。 いや、これ素晴らしいと思うわ。このタイプのアルバムはプライマルだと1994年の「give out, but don't give up」以来だと思うんだけど、「give out〜」が曲のバリエーショ…