THE CARDIGANS「first band on the moon」
新しい部屋で一番最初に聞きたくなった音楽。なんだか春の夜みたいな雰囲気がする。
それより何より、アレンジがいいと思いませんか。とにかくハッピーな気持ちになれると思います。軽くつぶれてるんだけど可愛い音のギターリフとか、遊び心満載のオルガンとか。それと、ニーナの感情的にならないボーカルもかなり良い。部屋のBGMになるんだけど、一緒に歌っても良いし、ヘッドホンで聴いてアレンジの一つ一つに耳を澄ましても良い、そんな音楽。本作は「LIFE」よりも統一感があって、最後までだれないつくりになっている。それに何よりハッピーな雰囲気が全編を通っているからね。
小学生のときに聞いた「Lovefool」は、もしかすると洋楽で初めて好きになった曲かもしれない。サビの踊るようなメロディーも、それこそ当時はやっていたパフィーのよな脱力系。当時の洋楽がヒットチャートを騒がすさまは今よりずっと面白かったと思う。敷居が低くなって完全に邦楽と地続きになっていたような、そんな傾向が。
現在、この時期のカーディガンズのような音楽ってない気がするな。カーディガンズ自体も音楽性を変えてるからね。90年代後半には日本にフォロワーがおしゃれ系列でたくさんいた気がするけど。今の時代が欲してないのかなあ。今の時代の流れでこういった音楽を流しているバンド、聴きたい気がする。
- アーティスト: Cardigans
- 出版社/メーカー: Island / Mercury
- 発売日: 1996/09/02
- メディア: CD
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