OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

NUMBER GIRL「NUM HEAVY-METALIC」

 意外なことに今まで一度も書いてなかったナンバーガール(今思い出したけど、中村一義くるりスーパーカーあたりも書いてない)。向井秀徳周辺に事件が起こるのが日記始める前だったからかもしれないけど。ナンバガのベストまだ聴いてないのもあるが。
 発売されたの3年前だけど、これほど発売日を心待ちにしたアルバムはないね。これと銀杏BOYZくらい。スペシャで「CIBICCOさん」のプロモ観たときから絶対名盤になると思ってた。なんか、実際に体験したわけじゃないけど80年代のアングラな日本のロックっぽい印象を受けたから。そしたら、思い通り名盤だった。
 よくわからない例えですまないけど、曙光のあたっている神社で掃き掃除をしている坊さんの姿が思い浮かぶ(「らんま1/2」に出てきたような?)。つまり、リズムやギターフレーズとかはロックの持っているそれなんだけど、表現しようとしている世界観にはどことなく80年代の漫画やアイドルが含まれているような気がする。割ともてなくて、大槻ケンヂの世界観にも共通するような。「Frustration in my blood」のラストの即興っぽいギターソロなんてそうじゃない?「Tombo the electric bloodred」のギターが入る部分とか。なんだか泣けてきそうな。
 俺ねえ、ナンバーガールって当時はメッセージ性とは一番遠い存在だったと思うんだ。純粋に抒情的なものを音で表現するという行為を爆音でやっちゃうバンド。
 全曲解説したいけれど、なんかそれも違う気がする。単体で見てどの曲もいいけど、全体を通して映えるというのもあるから。
 最後に、NUMBER GIRLGOING STEADYはどっちも僕が受験期のときに解散したんだけど、どっちもライブ見に行くチャンスがありながら行けなくてすごく無念な思いをしたわけ。ゴイステの場合は銀杏BOYZのライブを体験できたからよしとしようとも思うけど、ナンバガはねえ。ZAZEN BOYSも好きなんだけど、あの4つの楽器の、ある意味アンバランスなアンサンブルで成り立っていたと思うだけに。

NUM-HEAVYMETALLIC

NUM-HEAVYMETALLIC