BEAT CRUSADERS「P.O.A.〜Pop On Arrival〜」
名盤!
いやね、ビークル六年前から知ってるし、アルバムも今まで一枚(「ALL YOU CAN EAT」)聴いたことあるんだけど、これすごい。売れるよね、これ。
もともとビークルは看板掲げなくてもポップなバンドだとは思うんですよ。「ALL YOU CAN EAT」聴いてポップっていうのが音楽性を用いてひとつの芸術品として構築する最適な場だと認識したし。しかしこのアルバムのすごいところは、前のように自分の音楽性を構築する場でありながら、きちんと大衆的に受け入れられる作品になっているところだ。
日本で英語詞の曲がヒットしたのは、ゴダイゴの「モンキーマジック」に始まって、坂本龍一featuring Sister Mの「The Other Side Of Love」。ビークルに近いところでは1999年のSNAIL RAMP、BRAHMAN、HUSKING BEEがあるんだけど、どれにも共通して言えることはメロディが極上だということ。
そしてこのアルバムでは今まで以上にメロディで遊んでいる感じがして、それが楽しい。「〜NAMPLA〜」とかはインチキエスニック風味がまるでオフスプリングみたいだし、「JAPANESE GIRL」はメロディも歌詞もWEEZERを感じさせる。それをパクリではなく、アーティストへの敬意たっぷりにパロディさせてもらってるのが良いんだと思う。そしてこの2アーティストは日本でもすごく受けが良いしね。
他にも「HIT IN THE USA」はどことなくアイドルっぽいメロディだし、「FEEL」はとにかく楽しい。全部聴き終わって「楽しかった!」ってため息が漏れた。
- アーティスト: BEAT CRUSADERS
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2005/05/11
- メディア: CD
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