OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

スピッツ「ハチミツ」

 時期的には少しずれてるけど(春の印象がある)、スピッツの6枚目のアルバム、「ハチミツ」(1995年発表)の感想を書きます。このアルバムも聞いてて幸せになれるアルバム。全体的な統一感もスピッツの全アルバム中で一番あるし、詩も青さが抜け切れていない感じがいい。アレンジが可愛さを連想させるんだよね。と思えば「愛のことば」や「あじさい通り」は微妙に不幸モードだし、歌詞はそうでもなくても「Y」は物悲しい曲調だし。でも全体を通してみるとファンシーでハッピーな印象があるから不思議。
 はい、ここで音楽の話は終わり。あとは恋愛について語りたいと思います。
 好みの女性のタイプはと聞かれると、まじめには答えないようにしている。巨乳好きと言った次の日には「俺、割とロリ入ってますよ」と答えるし、芸能人に例えるとと言われて平気で「あんじ(覚えてる人いるかなあ)」とか言うし。けど、実生活では言わないが、本当の好みのタイプはスピッツの曲に出てくるような女の子だよ。
 スピッツの歌詞に出てくる女の子は、確かに色気を持ち合わせてはいるけれどそれはそこまで大きなウェイトを占めていない気がする。クリスマスより七夕なんだと思う。中島らもさんがエッセイで自身の青年期の女性の捉え方について聖女か娼婦のどちらかだったと答えていたけれど、マサムネの詩ではわりと崇高な存在のほうに近い気がする。電車男エルメスのイメージに近いかも。詩のなかに(好む)女性に関する描写を織り込むマサムネはある意味ロマンチストだし、ある意味優しいし、ある意味身勝手だし、ある意味ストーカーチックなのかも。だから好きな人ができたときにはスピッツを聴くんだよ。

ハチミツ

ハチミツ