Kiroro「長い間〜Kiroroの森〜」
沖縄出身のデュオ、キロロの1stアルバム。1998年10月発売。
このアルバムを聞くと涙が出そうになる。特に「すてきだね」と「僕らはヒーロー」で。
それは僕が沖縄出身ってことも大いに関係しているのだとは思う。キロロの曲に沖縄を感じさせるキーワードは少ないけど。
キロロが1998年にデビューシングル「長い間」がロングヒットになってついにはオリコンで1位をとった時はやった!って、思った。その当時キロロは沖縄ローカル(多分)でラジオ番組をやっていて、それは日曜の夜10時からやっていた。まだどこにも出してない曲なんですよ、なんて言って「好きな人」*1をかけたりしていた。キロロは当時すでに沖縄では有名で、「長い間」「未来へ」「すてきだね」「青のじゅもん」あたりはどこのラジオ局でもヘビーローテーションだった。
聴いてて、この人たちは本当にキャロル・キングやカーペンターズが好きなんだなと思う。僕も好きだけど、キャロル・キングやカーペンターズって、純粋にいい曲で、メロディーラインとかたとえ詞の意味がわからなくたってメロディーの力だけでリスナーを泣かせることができるくらい極上だと思う。けど、この2組の曲は同時に、すんなりと日常に入っていける力がある。そして、キロロにも。
キロロには毒はない。けど、一回聴いたら一生忘れない曲だ。その人の日常で感じることを増幅して追体験させる力がある。ピアノの旋律と、玉城千春さんの綺麗な歌声もその力を持っているのだと思う。
このアルバムは中学生から高校生にかけてよく聴いていた。「すてきだね」と「僕らはヒーロー」は高校生の頃の追想の曲だし、「3人の写真」あたりにもそれを感じる。
このアルバム。たまたまブログ上である人が言及しているのを見て久々に思い出したのだけれど、大学に入ってからは一度も聴いてない。「ちゅらさん」の主題歌でヒットした「Best Friend」もそうだけど、あまりにも昔を思い出してしまうから。(84/100)
- アーティスト: Kiroro,玉城千春,冨着若奈,重実徹
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: CD
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