THE BLUE HEARTS「THE BLUE HEARTS」

　ブルーハーツの1st、1987年発売。
　最初に、まだ聴いてない人はこんな駄文を読む前に聴いてください。きっと、なんの先入観も無く聴いた方が素晴らしい衝撃を受けられると思います。
　それに、書くことも見つかりませんね。いや、素晴らしい作品ですし、この作品が無かったらきっと日本のロックは無かったと思います。
　なんて言うか、やさしいんですよね。言葉も、どんだけえらい肩書き持った人が教育やら自殺について述べるよりも、ヒロトやマーシーの詩は説得力を持って響きます。
　あと、個人的にはブルーハーツはラブソングだと思います。それも、金も地位もない二人が帰ることもなく寄り添っている感じが好きです。ロッカバラードの「君のため」って夜だけど明るいですね、多分月明かりで。
　もし生まれ変わるならヒロトのような声になりたいと思ったこともあります。「パンク・ロック」であれだけやさしく響く声。けど、今はそう思っていません。ヒロトから得たものを自分なりに消化して、自分なりの声を作りたいです。
96/100

THE BLUE HEARTS