OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

トレインスポッティング

1996年。イギリス
監督:ダニー・ボイル、脚本:ジョン・ホッジ、原作:アーヴィン・ウェルシュ
出演:ユアン・マクレガー(マーク・レントン)、ユエン・ブレンナー(スパッド)、ジョニー・リー・ミラー(シックボーイ)、ケヴィン・マクキッド、ロバート・カーライル(ベグビー)、ケリー・マクドナルド(ダイアン)、ピーター・ミュラン、スーザン・ヴィドラー、ポーリーン・リンチ、シャーリー・ヘンダスン、アーヴィン・ウェルシュ

 「陽気で悲惨な青春映画」として紹介されていた。いわゆるドラッグ映画に位置するのかな。かなりコメディっぽくて、ところどころグロくて、けど不思議と後味はよかった。
 欲を言えば、レントンが薬物から復帰する過程があっけなさ過ぎて、
 いわゆる、いつも主人公がつるむ5人組、その面々のどうしようもなさがひたすら印象に残った。特にベグビー。
 印象に残るシーンが多いですね。序盤の、スコットランドで最低のトイレからアヘンを取り出すレントンとかは顔を背けてしまったけれど、NEW ORDERの音楽に乗せてレントン、スパッド、トミーの三人がそれぞれの相手とセックスするシーンとか、堕落してしまったトミーの部屋でのトミーとレントンの対話とか。この対話のシーンは、空気の抜けたサッカーボールが印象的な小道具として使われている。そういえばトミーの堕落の一因ってレントンなんだよな。あとは、バッドトリップに沈んだレントンが救助される場面でLOU REEDの「PERFECT DAY」がかかる場面とか、トミーが広大な風景を背景に語る場面の美しさとか。
 それで、これを見て病んだイギリスみたいなのに浸ることができたのもよかった。
75/100

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