くるり「TEAM ROCK」

　くるりの3rdアルバム。2001年リリース。「図鑑」発表後にリリースされたシングル「春風」は収録されていない。
　このアルバムがリリースされた当初、岸田＝くるりになりつつあった「図鑑」から再びチーム「くるり」に戻ったなんて言われていた気がする。「アンテナ」以降ほどではないにしろ、確かにバンドサウンドに戻っている気はする。てか、その前後がすさまじいんだけどね。
　とりあえず、「ばらの花」のすばらしさでしょう。シンプルなんだけど、これ1974年にリリースされた曲のカバーやでって言われても多分信じると思う。それと同時に2001年の気分にあっていたんだからね。あまりいい言葉だとは思わないけど、「歌物」の傑作だと思う。
　それ以外にもヒップホップ（冒頭から!!）、テクノポップ、ピアノオンリー、ギターポップなど色々なジャンルが聴けるアルバム。巷で言われているほどバラバラな感じもしないし。ラストのケルティックっぽい「リバー」は名曲だよなあ。
82/100

TEAM ROCK