OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

就職戦線異状なし

1992年。日本。
監督:金子修介、製作:三ツ井康、エクゼクティブ・プロデューサー:村上光一/堀口壽一、プロデューサー:鎌田敏郎/一瀬隆重/瀬田素/石原真、脚本:福田卓郎/金子修介。原作:杉本伶一
主題歌 「どんなときも」 槙原敬之
メインキャスト
織田裕二(大原健雄)、的場浩司(立川修)、仙道敦子(甲斐鞠子)、和久井映見(秋山陽子)、坂上忍(北町雅則)、依田麻子 羽田美智子(依田麻子)、本田博太郎(雨宮重明) 、鶴田真由田中真由美

 まあ、今就活中ってことで観て見ました。1992年製作のバブリーな映画。
 今だったら絶対無いですね。内定者に無料旅行だの、ご馳走だの、ましてや大手マスコミの内定を蹴るだの。
 とりあえず、織田裕二の演技はいいというか、スター性があるなあと思いました。その後10年以上もトップクレに君臨し続けるだけあるな、って。
 あと、脚本も結構いいと思うんですよ。日記とかの小道具の使い方や、同じせりふを繰り返し使うことによって得られる効果、とかね。
 ストーリーとしては、就活ファンタジーだな、って。今の就活状況は、それでも、ややシリアスすぎるのかな。とはいえ、織田裕二が選考を残る過程には違和感ありまくりですが。それと、この作品の最大の欠点は、ラスト近くになっていい場面でかかる音楽で、低音で変なキーボードの不協和音がサイレンみたいに鳴ってて、それが邪魔で場面に集中できなかったっていうこと。あれだけはどうにかしてほしかった。
 点数は、就活中での面白さで+5点。
72/100

就職戦線異状なし [VHS]

就職戦線異状なし [VHS]

どーでもいいが(本当はどうでもよくないが)、この映画の公開年を最後に就職氷河期に入ったため、それ以降の新卒、つまり昭和45年度生まれ以降の人はバブル期の恩恵を受けられなかったってことで、微妙にはすに構えた印象があって、だからこの年代の人の創った作品はちょっとおもしろかったりする。