横山秀夫「ルパンの消息」
横沢秀夫の幻のデビュー作。
推理小説というよりも、人物描写に重きが置かれている感じ。三谷幸喜に近いものを感じさせた。まあ、三谷作品にはレイプは100パー出てこないが。
後半のハラハラさせる感じは圧巻。映像がポンポンと思い浮かんでくる。
文章に関して少し稚拙な感じがしたのは事実だけど、デビュー作でこれだけ描ける人ってのもそういないよな。他の作品も読んでみようと思った。
82/100
- 作者: 横山秀夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/05/20
- メディア: 新書
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