OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

TRICK2

演出:堤幸彦(ep.1,2,5)、木村ひさし(ep3)、鬼頭理三(ep.4) 脚本:蒔田光治(ep.1,2,5)、大田愛(ep.3)、福田卓郎(ep.4)
出演(レギュラー):仲間由紀恵山田奈緒子)、阿部寛上田次郎)、生瀬勝久矢部謙三)、前原一輝(石原達也)、野際陽子(山田里見)、大島蓉子(池田ハル)、アベディン・モハメッド(ジャーミー君)、瀬戸陽一郎(照喜名保)
ゲスト出演:渡辺いっけい徳井優、長江秀和、和田勉、あき竹城、犬山イヌコ、堀つかさ、白木みのる(以上ep.1)、銀粉蝶伊藤俊人升毅光石研、江沢萌子、大河内浩(以上ep.2)、佐野史郎、池内万作、田山涼成(以上ep.3)、小橋めぐみ、深浦加奈子、野添義弘、見栄晴、秋山拓也、正司歌江(以上ep.4)、寺田農八名信夫石野真子手塚とおる、市川勇、ルビー・モレノ佐藤二朗椎名桔平(以上ep.5)

 トリックの第2作目。2002年1月〜3月にテレビ朝日で放映。
 恥ずかしながら後追いのファンで、いま6月の劇場版に向けて観ています。
 トリックっていえば、堤演出でおなじみの微妙に映画的で、小ネタをたくさんはさんだ演出がおなじみ。そういった魅力も、本作でも存分に発揮されている。個人的には、確かにキャストには「?」ってところはあったかもしれないけどアイデア勝負でいろいろやってた1作目のほうが面白いけど、2作目も好きです。てか、トリックが好きなんで。
 俳優の方ってドラマに出演するとき、今までのイメージから外れないように、とか、今までのイメージを脱却して、とか考えると思うんです。それが役作りってことですから。けど、トリックに関してはその役者が今までのイメージをそのまま用いて、そして「トリック」の独特の世界観でどんな風に立ち回るか、ってことがキャスティングで行われているのが他に類を見ない(古畑では少しそういう傾向が見られるけど)特徴です。たとえば、八名信夫さんに「まず〜い」と言わせたり、石野真子さんに自身のヒット曲を歌わせたり。そんな小ネタを楽しみたいという意味で、「トリック」に出演してほしい俳優さんってのは多いですね。
 個人的にこのシーズンで一番好きな話は「サイ・トレーラー」なんです。どこか切なさの残るエンディングがたまらないし、やっぱり佐野史郎さんはすごい役者だと思わせられます。この話では池内万作さんがかつての佐野史郎さんが演じていたような役柄で、それがかなり笑いを誘います。

〔おまけ〕トリックに出演してほしい役者さん
市川実和子(シャーマンっぽいし。特殊能力があると言い張る女性役で)
及川光博
小雪
小林賢太郎(以上3人は雰囲気が大正時代っぽいので、横溝テイストからの影響も感じられるトリックの世界観にピッタリはまると思う)
斉藤洋介(殺され役っぽいけど、小ネタがいろいろ期待できそう)
温水洋一(同上)
阿部サダヲ(出てそうなのに)