ションベン・ライダー

　1983年公開。出演は藤竜也、河合美智子、永瀬正敏、坂上忍など。今見たら結構豪華だ。
　相米演出の魅力を最も感じられるのはこの作品ではないかな思う。ストーリーを追ってるのか追っ手ないのかわからない長回しが冴えるのはこの作品。本筋だって、誘拐されたいじめっ子を取り返すために箱根や名古屋まで少年少3人で旅をするというもの、で結構単純なのだけれど、木材置き場で逃げ回るシーン、警察から逃げるシーン、権兵衛（藤竜也）とともに敵を追い詰めるラストシーンなどは素晴らしい。
　夏に観たい作品。ただ遠くから撮っているため、テレビ画面だと人が米粒くらいの大きさになることが多いので、劇場で観たいな。

ションベンライダー [DVD]