伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」
映画を観る前に読んでみようかなあと思った。だから最初から河崎は瑛太をイメージしてしまった。
物語の根幹となるトリックは感づくことができた。けど、それを取り巻く真実の伏線が明らかになるさまは見事だった。ミステリーなのであまり語ることができないのが残念。
だけど、これは青春小説だと思う。「君は彼らの物語に途中参加している」とレイコさんから語られる。
小説ならではの手法を用いてはいるが、どことなく映像が思い浮かぶような軽妙な文体をしていると思った。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 文庫
- 購入: 25人 クリック: 310回
- この商品を含むブログ (662件) を見る