デス・プルーフinグラインドハウス
クエンティン・タランティーノ監督の映画。
グラインドハウスっていう、B級もB級な映画のジャンルがあることは知っていたけれど、それがどんな映画なのかは、実物を見たことがないのでまったくわからない。だけど、この映画の端々に感じるチープさとか、70年代っぽい感じとかがグラインドハウスの味なんだな、ってのは感覚的にわかる。
やっぱりタランティーノの選曲はすごく好きだ。アーリーン(ヴァネッサ・フェルリト)が踊るシーンでのコースターズ「ダウン・イン・メキシコ」とか、エンディングロールのエイプリルマーチ「チック・ハビット」とか最高だと思う。両方ともこの映画で知ったんだけど。
この映画はやっぱりカート・ラッセルの喪男さを楽しむものだと思う。前半ではビッチどもに制裁を加えるさまに背徳的なカタルシスを感じて、後半では屈強な女どもにボコボコにされる様子に己のマゾヒズムを刺激されればよいのだ。「THE END」の出てくるシーンがものすごい笑える。
内容とか、深みはあまりないのだろうけど、なんだかこの構成された世界がタランティーノだなと思えてくる。リズムのいい会話もいい。
オリジナル・サウンドトラック デス・プルーフ in グラインドハウス
- アーティスト: オリジナル・サウンドトラック
- 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
- 発売日: 2007/08/29
- メディア: CD
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