惑星ソラリス
1972年製作の旧ソ連の映画。アンドレイ・タルコフスキー監督。初ロシア映画で初タルコフスキー。
さあーて、この名画と誉れ高い作品にどう切り込めばいいのだろう。
まず、少なくとも商業的に見れば、どこを狙っているのかわからない作品となりますね。刺激的なカメラワークとかで映画ファンには魅せるのだろうけど、普通に映画を見るような人は多分退屈な展開でアウト。しかも、結構制作費かかってそうだしね。だから、こんな映画が存在することが実はびっくりだったりする。
だけどまったく一般受けする要素がないわけではなく、後半のハリーとクリスのラブストーリーとしてみてもかなり魅力的な設定を持っていたりする。だから、どっちつかずな作品といえるのかもしれない。
それと、これ、映画ファンとして言っちゃいけないのかもしれないけど、自分にはどの辺が映像美なのかわからなかった。単に「美」の捕らえ方が違うだけなのかもしれないけど。溝口健二もわからないんだよああ。単に自分の理解がおっついていないだけかもしれないし、時を置いてもっかい観よう。
ただ、なぜかこの作品、以前見たことあるような、そんな気がしてならなかった。今まで見た映画の中のエッセンスを無意識的に感じ取っていたのか、前世で見ていたのかはわからないけど。
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