OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

先週の読書記録

5月6月はあまり読めないと思います

2009年4月27日 - 2009年5月3日の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1511ページ

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)
今まで読んだSFとは違う印象。「家畜人ヤプー」が近いかな?自虐的なジョークが。ドタバタした展開と、クスリとくる表現が印象的だが、ちょっと中弛みしたのが惜しい。
読了日:05月02日 著者:ダグラス・アダムス
http://book.akahoshitakuya.com/b/4309462553

■蜘蛛女のキス (集英社文庫)
長いこと積んでいてようやく読み切ったが、読み終わるのはまだ先になりそう。まだ表の物語しか読み取れていないと思う。この物語には、モリーナの語る映画という複数の物語が含まれるし、時折挟まれる注釈はこの物語を記録されたものとして見つめる第三者の存在を知覚せざるを得ない。再読を要する作品だ。
読了日:05月02日 著者:マヌエル プイグ,マヌエル・プイグ
http://book.akahoshitakuya.com/b/408760151X

■ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)
11世紀ペルシャの万能人間・ハイヤームの遺した四行詩(ルバイヤート)。詩文学は完全に門外漢なので語る言葉は持たないけど、非常に破天荒な印象を受けた。訳する過程でどこまで原文の良さが伝わってきているのかは不明だけど、この一刀両断な快楽主義は素晴らしい。オマル・ハイヤームこそ傾き者だ。
読了日:05月02日 著者:オマル・ハイヤーム
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003278313

■冷血 (新潮文庫)
最初は読むのに苦労したが、後半は一気に読んだ。事件に関連するあらゆることを描写しているかのようで、息苦しさを感じた(これは「屍鬼」で感じたものと似ている)。終盤で感じたものは、恐怖。ミイラ男の包帯をとったら何もなかった、あるいは自分がいた。
読了日:04月30日 著者:トルーマン カポーティ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4102095063


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