OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

アナと雪の女王(クリス・バック、ジェニファー・リー) ★★★★

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 れりごー!れりごー!
 『アナと雪の女王』の何がいいって、やっぱりエルサの造る氷の造形で、単純に作り込みだけ見ても、もはや変態の域に達しているのだけれども、これがエルサの内面を如実に現していて、それがもう見事!こういうのって映画でしか見られないものであるからね。雪の表現もそうだけど、滑る時の爽快感がまさに映画だなあと思わせられた。あとは、ディズニー映画でひょっとすると一番の重要な役処かもしれないお供キャラ。雪だるまのオラフはもう最高としか言えない。彼女はオラフについて、柳沢慎吾のテンションを連想したと言っていた。まさにその通りだ。見終わったとき、意外とエルサの出番少ないなと思ったのね。この映画の縦糸となるのが彼女の孤独だけに。ただ、よくよく考えたら氷の宮殿も吹雪も彼女の心境を代弁しているわけで、ある意味でずっぱりともいえる。それでも、あの魅力的なエルサをもっと見たかったというのは正直なところです。
 強いて言うなら、エルサにとっての「呪い」の落とし処にもうひとつ、価値観の反転があったらそうとうスッキリしたかも。ただ、これは贅沢な注文だということは自明の上で。


アナと雪の女王』ハンス王子の解釈 http://http://rednotebook.blog.shinobi.jp/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BA%E3%83%8B%E3%83%BC/%E3%80%8E%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%81%A8%E9%9B%AA%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E3%80%8F%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%A7%A3%E9%87%88