THE LIBERTINES「UP THE BLANKET」
ロンドン出身のロックバンド、リバティーンズのデビューアルバム。その後の事件を考えると聴くのがつらい人も多いのでは。
ロンドンってことで、パンクを連想される方も多いけれども、個人的にはTHE JESUS AND MARY CHAINを連想した。メロディの方向性はこのバンドが一番近いと思う。
それはどういうことかというと。メロディでティーンの煩悶を表現し、またボーカルも決してうまいわけじゃないけれども、その類の煩悶を表すにはベストな声質をしているということ。
ただ、ジザメリがどっかヒキコモリっぽいのに対し、リバティーンズは週末に仲間たちとパーティーをしているような印象がある。思うに、2002年ごろってヒキコモリはテクノや宅録の専売特許になっていて、その類の音を鳴らすバンドがいなかったからだと思うんだけれど。日本だったらBUMP OF CHICKENと100sがそれに近いけれどね。
そんな優しいパンクロック。
77/100